あさのさむさ
あきの匂いがする
寒くなったねって
人恋しさに近づいてみる
微笑みながら
あなたを包むその手には
一体何を握りしめてるの
空っぽになったあきの空が
問いかけてくる
火をつけて
魔法のような煌めきに包まれたら
遠くの人が
ボヤけて見えた
美しく包まれた君は
しあわせかい
目の前温もりが
あきの訪れをゆっくりと濁したら
夢の中に夢のように落ちていく
縫うように言葉を綴れば
鏡の中の私から逃げ出そう
あきの匂いを感じたら
あなたのもとで眠りにつきたい